11月3日、サンパウロ生まれのエミリー・リマ氏(36歳)が、女性で初めて、ブラジル女子代表(セレソン・フェミニーナ)の監督に就任したことが発表されました。
選手時代はサンパウロのクラブチームの他、スペインやイタリアでもプレー。
度重なる膝の故障で、29歳という若さで引退を余儀なくされました。
指導者としては2010年にPortuguesaのスーパーバイザー兼コーチ、翌年にはJuventus女子チームの監督に招かれるなどしました。そして2013年、ブラジル女子U-17代表の監督も務めました。
「女子サッカーに足りないのは“リスペクト”」
就任後のインタビューで、彼女はこんな印象深いことを話していました。
「女子サッカーにおける最大の課題は“リスペクト”。女子サッカーへのリスペクトが足りないことが悪い部分。私はこの壁を壊すことが自分の課題でもあると分かっている。女性であることもそう。きっとこれから男尊女卑的なコメントも受けるだろう。試合に負けたり、ネガティブな結果を出せば、女性であることを理由に私の価値を下げるようなことを言われると思う。でも、私はそれを壊していく。」
ブラジル国内の女子サッカーの環境
サッカー大国と呼ばれるブラジルでさえ、女子サッカーに対する偏見や、男子との格差はゼロではありません。
エミリー氏はインタビュー内は以下のように語っています。
「(国内の環境は)以前よりは良くなってきているし、サッカーを始めたいという女子は実際多い。以前私が子供の頃は、20人の男の子に混じって練習していた。でも今は、地域でも、クラブチームでも、学校でも、女子だけでチームが作れるほどだ。そういう意味で進歩しているし、この進歩が社会を変えている。サッカーの世界でもっと女性が受け入れられるような社会にしていっているのだ」
彼女が子どもの頃と言えば20年くらい前かと思いますが、ブラジルでもまだまだ女子がサッカーをやるなんて珍しかったということです。
エミリー氏にとっては、男子の人気レベルまで女子が到達するのは難しいが、追いつく必要もないし、男性的にする必要もないと考えています。ただその代わり、もっと代表が強くなるためには女子サッカー界に投資は必要で、特に子どもの頃から育成出来るような仕組みはまだまだ足りていないとしています。
サッカーのクラブチームも、女子のキッズチームはほとんどないとのことです。
リオ五輪での出来事
今回のリオ2016五輪では、予選でいい結果を残せなかった男子とは対照的に、予選全勝で勢いを増す女子チームが賞賛され、シャツのネイマールの名前を女子選手のマルタに書き換えるのが流行ったことがありました。
これはこれで、女子チームが褒められたのは喜ぶべきことである一方、私個人的には、男子があってこその女子みたいな、ちょっともやっとしましたけど…考えすぎかな?
逆に言えば、女子の試合なんて全然興味なかったけど、男子より勢いあるから今から応援するぜ!みたいな調子のいい感じで、素直な応援感情ではないように思えました。まぁ、男子代表への期待が大きすぎるブラジルならでは、という感じでもありますが。。少しその格差が垣間見えるのではと思います。
まぁ、最初からMARTAの名前のシャツを着ている人が増えれば嬉しいなと思います。
彼女が背負うもの
ー女性だから負けた、女性だからうまくいかない。。
そんなコメントは、悲しいですが、実際ブラジルに限らず世界のいろんな場所で聞く可能性のある言葉だと思います。
彼女が背負うものは、ブラジル女子サッカー界だけでなく、ブラジル人女性や世界中の女子サッカー関係者の期待。
彼女にはそんな壁も打ち破って、女子代表を引っ張っていってほしいです。
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